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2023.03.02お知らせ
文学研究科社会学専攻博士前期課程 楊 関鴻 が東京白門ライオンズクラブの学術奨励賞を受賞
社会学専攻博士前期課程の 楊 関鴻(よう かんこう)さんが、東京白門ライオンズクラブの「学術奨励賞」を受賞しました。
東京白門ライオンズクラブは、中央大学卒業生で結成された、中央大学の教育施設充実への援助や育成資金の助成等、母校の発展に寄与することを活動目標とする組織です。(東京白門ライオンズクラブHPより)
授賞式は、2023年3月1日(水)に銀座東武ホテルで行われた例会内で行われました。
式には楊 関鴻さんとともに、指導教員の首藤明和先生も出席をされました。
(受賞の経緯について)
楊関鴻さんは、その卓越した学術的成果が認められて、この度、東京白門ライオンズクラブ学術奨励賞を受賞しました。
受賞の主たる理由となりました修士論文では、「コロナ禍の政府管理及び健康の危機と「社区」の再構築」をテーマに、中国河南省鄭州市の政府と居民にみる協同関係に焦点を当てて現地調査をおこなっています。コロナ禍の未曾有の経験のなかで、都市住民の健康・生命を守るために、政府と「社区」(都市コミュニティ)の関係がどのように再編変容していったのかを、政府・企業・住民の横断的な人間関係の協同という視点から明らかにしました。生命や社会秩序の重大な危機に面して、社会がどのように対応したのかを、マスメディアで流布しているイメージではなく、歴史資料・公文書・統計資料・インタビューデータ等に基づき、人びとの生活に欠かせない地域コミュニティの実態や課題から考察しています。本研究が、有識者による厳正な審査を経て、中国のみならず日本や世界各地の社会にとってもたいへん示唆に富む学術的成果として評価されたことが本賞の受賞理由となります。
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