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社会学専攻 天田城介ゼミが夏季フィールドワークを実施
社会学専攻の天田ゼミの2025年度夏季フィールドワークとして、2025年8月27日(水)~8月29日(金)の2泊3日にわたって熊本県におけるインテンシヴなフィールドワークを実施しました。
8月27日(水)は、高齢化する水俣病患者の支援に尽力してきた永野三智氏(一般財団法人水俣病センター相思社常任理事)から水俣病が「現代社会に対する問い」を内在した問題であることについて講演していただきました。その後、慈恵病院新生児相談室を訪問し、複数の慈恵病院新生児相談室相談員の方々から「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の取り組み、内密出産や特別養子縁組の実践における困難や課題などについて講演していただきました。また、施設内をガイドしていただきました。
8月28日(木)は、国立ハンセン病療養所菊池恵楓園を訪問し、国立療養所菊池恵楓園職員にガイドしていただきながら、菊池恵楓園歴史博物館を見学しました。その後、長年にわたって国立ハンセン病療養所菊池恵楓園の自治会長や副会長を務めてきた太田明氏(国立療養所菊池恵楓園入所者自治会副会長)に当事者がどのように差別や隔離の現実に立ち向かってきたのか、今日においてどのような課題が生じているのかについて講演していただきました。また、施設内をガイドしていただきました。その後、熊本市内に戻り、長年にわたって慈恵病院新生児相談室の取り組みに関して極めて詳細な取材を続けてきた林田賢一郎氏(熊本日日新聞記者)に講演していただきました。
8月29日(金)は、「ジェンダー班」「外国人班」「子ども班」「精神障害者班」「身体障害者班」の各グループに分かれて、各グループのテーマに沿って熊本でのインタビュー調査を実施しました。
参加者は23名(教員1名+学生22名(3年生8名+4年生14名)でした。高齢化によって語り継ぐことが困難になっている水俣病やハンセン病をいかに私たちが引き受けていくのか、望まない妊娠・出産をした女性たちや生まれた子どもへの社会的責任をいかに問い直すかを検討することができたのは、ひとえに上記の方々の大変なご尽力ゆえです。このフィールドワークにより、多角的かつダイナミックな社会学的想像力のもとで「戦後日本の現代史」を考察することができました。

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