専攻紹介
学部カリキュラム
社会学専攻 学部カリキュラム
(2021年度入学生以降~)
中央の社会学専攻では,現代のさまざまな社会の課題に取り組むために必須の3つの知「Globalグローバルに思考する知」,「Clinical微細に観察する知」,そして「Visionary時代を読み解く知」を身につけ,卒業後,それぞれの世界での社会構想を担える人材となっていただけることを専攻の理念としております。そのため以下の三つの特徴を持ったカリキュラムを用意しております。
1. プロジェクト型の四年間
中央の社会学専攻での四年間の学びの核となるのは,それぞれの学年に設けられた,「プロジェクト型」の演習系科目です。ここでは,「答」を教わるのでなく,自分で「問題」を見つけることを何より重視し,調査し,考察し,議論し,レポートをまとめるという形でトレーニングを行います(いわゆるアクティブ・ラーニング型の授業と言うことも出来ます)。自分が知りたいと考える問題について,教員・学友たちと議論しながら,積極的に学ぶ四年間となります。
1年生 | プロジェクト基礎演習Ⅰ――はじめての「社会調査」をグループで行い,レポートをまとめる プロジェクト基礎演習Ⅱ――社会学の概論を,演習的に学ぶ |
2年生 | 社会調査法――四つの社会調査方法を,実習経験で学び,レポートをまとめる(下記 2. 参照) |
3年生 | プロジェクト演習Ⅲ――各自の問題関心に基づき,演習(ゼミ)に分かれる。ゼミには2年間所属し,それぞれの問題関心を深め,調べ,学ぶ |
4年生 | プロジェクト演習Ⅳ――ゼミでの学びをとおして,4年間の集大成となる卒業論文(または卒業研究論文)をまとめる |
2. 四つの社会調査実習
中央の社会学の「名物」と言えるのが,2年時の社会調査実習の科目群「社会調査法(1)~(4)」です(調査実習を8単位も設けている大学は,中央社会学だけです)。ここでは社会を調査する際に必要な4つの調査・分析方法:フィールドワーク・インタビュー調査,ドキュメント分析,アンケート調査,統計分析を,それぞれ半年間ずつ実習的に学びます。この科目群もプロジェクト型の授業であり,講義形式で調査手法を学ぶだけでなく,自らターゲットを定め,実際にその調査・分析方法を試す形で調査手法を学びます。調査実習での経験は,3・4年のゼミや卒業論文に生かされるだけでなく,卒業後にも活用可能なものであり,大いなる自信をもたらすことでしょう。
3. 英語・コミュニケーション
中央の社会学専攻は,積極的に「グローバル・スタディーズ」や「グローバル・ソシオロジー・プログラム」など,海外への学生引率を積極的に行い,海外での調査・海外の学生とのコミュニケーションする機会を多数設けております。社会についての専門文献を英語で読む読解の講義を設けるほか,英語で開講する授業も必修とするなど,これからの世界で必須となる英語のトレーニングにも力を入れております。
豊富なゼミ・講義
学生の様々な問題関心に応えられるよう,社会学専攻では多くの演習(ゼミ)が開講されます。2年次の終わりにそれぞれの問題関心に沿ってゼミを選ぶことになります。
以上のほかにも,社会構想,社会調査,社会理論にかかわる多様な講義や,社会の様々な問題について取り扱う講義を通して,社会学を体系的に学習できるようになっております。
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |
必修 | 社会学基礎演習I 社会学基礎演習II | 社会構想論 文献講読(英文) | 社会学プロジェクト演習III | 社会学プロジェクト演習Ⅳ |
調査技法(必修) | 社会調査の基礎 社会統計学の基礎 | 社会調査法(1)~(4) | ||
卒業論文(どちらか選択) | 卒業論文 卒業研究論文 | |||
選択科目 | 社会運動論 社会変動論 東アジア社会論 比較社会学 移民・難民/エスニシティ 環境社会学 地域社会学 都市社会学 社会学史(古典・現代) 宗教社会学 文化社会学 家族社会学 ジェンダー/セクシュアリティ 歴史社会学 社会階層論 産業・労働の社会学 社会問題 現代社会研究 | |||
調査技法(選択) | 応用社会調査法(量的) 応用社会調査法(質的) | |||
英語科目(どれか選択) | Global Sociology Visionary Sociology Clinical Sociology | |||
英語(選択) | Social Issues Debate |
なおこれ以外にも,文学部の様々な科目が履修できます。単位等の詳細はカリキュラム表(pdf)をご覧下さい。